宮坂 淑子
宮坂 淑子

2018.02.22(Thu)

【女子のケモノ道】番外編:「その日のソフィア」〜ソフィア・コッポラに会ってきた〜

わたくし、宮坂淑子aka YOPPIEとKAZAK発行人でありコラムニスト&イラストレーターとして活躍するaggiiiiiii。2人のソフィア・コッポラマニアが振り返る、「その日のソフィア」。先に公開したインタビュー『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の裏側を振り返りながら、私たちだからこそ聞けた(?)あんなこんな質問、番外編もお届け。

■目の前にいるのは、そう、ソフィア

YOPPIE(以下Yaggiiiiiii(以下 a)おつかれー! ホットカフェラテごちん。(乾杯)

Yいやはや、インタビューお疲れさまでした。

a 緊張しましたね。言葉が出なくてw。

Y 仕事柄、色々な人をインタビューしてきた(つもりでいる)けれど、すんごい緊張するひとりが、ソフィアなの。質問吹っ飛ぶもん。

aそれはやっぱり憧れだから?

Yなんだろう、聞きたいことがありすぎて、何から聞いてみようかな。ってことかしら。でも、基本は憧れの先輩が目の前にいるというリアル。

aうん、いざ目の前にしてなんでも聞いていいよって言われたら、用意してきたつもりでも真っ白になっちゃう! インタビュー前日にふたりで「明日何着てく?」って相談したのも楽しかったな~。

Y 確かに。普段何着ていく? なんて仕事で相談すること、あまりないもんね。結局私は完全ワナビースタイルになりました。(ネイビーのクルーネックニット、白のTシャツ、デニムを着用)

a私は、インタビューだからといってジャケットとかじゃなくていいんだなあと勉強になりました(クルーネックにデニムのスカート着用)。

Y ソフィアって、ハリウッド女優をインタビューするときのワクワク感とはまた違う高揚があって。なんていうか、例えるなら『憧れの2コ上の先輩』みたいな。

aすごいセレブなのに、親近感もある。

Yそう、そこなんだよね。

a遠い存在なはずなのになんでだろう?

Yなんでだろ。出自はふつうじゃないのに(笑)。

a なんか同じカルチャーを愛してそう、みたいな。ほんとは比べ物にならないくらいあちらの方がすごいんだけど(笑)。

Y(勝手に)友達になれそうな何かがあるよね~。

ある! ソフィアの発信するカルチャーって、日本人と相性バッチリみたいなとこありますよね。

そう、確かにHIROMIXとかホンマタカシさんとか。私たち世代が愛したものとクロスオーバーしてるから、勝手に親近感が。

彼女も自分の作品は日本のスナップ写真に影響受けたって言ってましたし。

Y 私たち、同じフィルター通ってるから!って勝手に息巻いてしまう、何かがあるんだね。きっと。

aあるー!

 

■穴があくほどファッションチェック

今回の来日ファッションもね、すぐにでも真似したいくらいでw

一貫してボリューミィなニットに黒のパンツ。そして手元に光るはカルティエのパンテール!

ノーアクセのスタイリングに、さりげなくキラリ。ミニマルなスタイリングこそ、ソフィアの真骨頂!

a すごく似合ってましたね。そしてシューズ。あのシャネルのネイビーと黒のコンビのバレエシューズがメチャクチャ似合ってて可愛かった~!

思わずふたりで黙視。足元のシャネルのバレエシューズに思わず胸キュン。

ふたりで欲しいものリストにランクイン! そして、インタビューの副産物。ソフィアの携帯カバーも見れちゃったんだよね。

a  そうです! ソフィアの携帯ケースは、Appleの純正カバー。ネイビーのレザーでしたー! ものすごいジロジロ見ちゃいましたよね。あれ、即真似したい。やっぱネイビー好きですねー彼女!

テーブルに、コトン!と携帯を置いた瞬間を私たちは見逃さなかった!

キーカラーがブレないところも素敵。すぐに真似して買わなくちゃだね。ていうか、あれからAppleまで行っちゃったよ。ちなみにネイルはベージュピンクでした。(ガン見)。やっぱりソフィアは等身大のおしゃれをしているから素敵なんだね。変に背伸びしたり、若作りしないから。

若い時より、今のほうが素敵。年の取り方がうまいと思う

そうだね~。どんどん素敵になっているのが魅力的。ガールのカリスマで終わらなかった。

貫禄も出始めながら、でも華奢でかわいらしさもある。

 

■ソフィアが好きな、意外なもの!

おしゃれはもちろん、ソフィア、インタビュー中飲んでいたのは緑茶でしたね。思い切ってふたりで訊いてみたら、大好物は「抹茶と、緑茶とあんこ!」だそうで。

インタビュー中、カップで緑茶を飲む姿がまた大人で。素敵すぎました。

ふたりで胸キュン! そして思い切ってきいてみた質問その2。「普段どう過ごしてるんですか?」

a「プロジェクトや撮影に入っているときは違うけれど、今だったら娘を学校に送り、犬の散歩をして、オフィスに行って仕事して、子供たちを迎えに行って……でもルーティーンはないわ」と。ソフィアも普通の生活を送ってるんだなあと。

Y犬を飼い始めたとも言っていたもんね。これはおそらく私たちしか聞いてない、トップシークレット(笑)。

a  犬種も聞いておくべきだった!

 

■インタビューで印象的だったこと

Y  私が今回印象的だったのは、「誰に何を言われても凹まず、自分の信念を通すこと」って言っていたところ。ものづくりは誰もが大変だとは思うんだけど、けれどソフィアってクールにスマートに作品を作ってる、というイメージがあったから。

サポートしてくれる人ばかりではないということ!

なんだか初めて、ソフィアの人間性に触れた気がした一言だった。あ、ものすごい努力してるんだな。って当たり前のことなのに。

監督予定だった実写版『リトルマーメイド』の件も、スタジオと意見が合わず降板という噂だし。

Y 監督としての信念が!

a 気心知れた人たちと、チームで自由に製作する方が性に合ってるのかな。どメジャーでやるより。

気心しれた人といえば、この人キルスティン・ダンスト。監督業に進出したのもソフィアの影響?

ソフィアおなじみの人、その2はエル・ファニング。昨今ではミュウミュウやティファニーのキャンペーンモデルとしても活躍。ソフィアの先見の明はやっぱりすごい!

かなって気がした。演者が変われど、ソフィアの世界観は裏切らない。衣装も見れば見るほどかわゆい。ソフィアの映画ってそこを裏切らないからあんしーん。

ニコール・キッドマンもガーリーなドレスに身を包みソフィアワールドにしっとり馴染んで。

あんしーん。でもソフィアの映画であんなにドキドキしたの初めて!!

Y  確かに!

怖かった~。

確かに!怖かったのはもちろん個人的にセクシャルだったな~とも。

ネタバレになっちゃうから詳しく言わないけど、コリン、エロかったすね。

ハリウッドの暴れん坊の異名をとるコリンも、40代。エロスと紳士。ふたつの顔を巧みに演じ分けていました。

Y『ヴァージンスーサイズ』でも、『マリーアントワネット』でもセックスについては触れてはいるものの、ここまで露骨な表現は今までなかった。

ソフィアと一緒に、キャラクターも成長してるんだな~。

 

■コットンは卒業、その質感はもはやリネン

なんか私は、これまでのふわふわとしたフリルみたいものではなく、今作には、ざらっとしたリネンみたいな印象を受けました。マチュアな感じですね、まさに。

いい例え! ごちん。(乾杯)

あと、血糊とかもソフィア的には新しいですよねw。

新しい。今までだったら、逆光、ピンク、グラフィティみたいな世界観だったところが一転。ハイライト、白と赤、みたいな。

a  音楽もね。ちょっとびっくりしましたね。色々なチャレンジを仕掛けた作品なんだなあ。

 

■極論は、やっぱり2コ上の……先輩!

夫(フェニックスのトーマス・マーズ)も進化したんだなと思った。ちなみに私のソフィアの好きなところのひとつが男性の趣味! だっていつも素敵な人と付き合うから。まさに2コ上の先輩!

a なんですか、そのさっきから連発してる先輩って?

私にとって、「先輩」とは最高の褒め言葉ナリ~。手が届きそうで届かない、永遠のあの人みたいな。

a ほえー面白い。実際の年齢は関係なく。同い年ではないし、年下でもないな……それこそ2コ上の先輩!ぎり学校被ってる、みたいな。こっちは知ってるけど、向こうはこっちの存在知らないって感じの。

Yそうそう。まさにそれよ。ちなみに(私たちがソフィアと同じくらい好きな)ミネタ(和伸)くんは2コ下の後輩w

a 私にとっては共に憧れの先輩なんですけどね~www(と無理やり締めたところでF.O.)。

……このインタビューをわたしたちの青春時代を彩ったマシュマロウズ@relaxに捧ぎます!

 

aggiiiiiii :ジン「KAZAK」編集・発行人。現在、代官山 蔦屋書店にてソフィア・コッポラ関連書籍フェアを担当(~2018/3/19)。一児の母でもあり、GINZAのWEBサイトにてコラム「わたし産みましたわ」を連載中。今回のイラストも担当。


『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』
2018年2月23日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルほか
公式サイト

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