17.07.02(Sun)

【女子のケモノ道】 vol.08 ギターかバットで決まる女子の結婚道

宮坂 淑子

宮坂 淑子 DiFa 編集長

1974年生まれ。デジタルとファッションを繋ぐウェブサイト「DiFa」編集長(https://www.difa.me)フリーランスライター、ロッキングオ...

さて、今回でジューンブライドイシューも終了。この記事がアップされる明日は、すでに7月2日であるけれど、まあ、ご愛嬌ということで、最期の結婚について記事を書き進めようと思う。

ここ数回シングルマザーの恋愛白書を筆頭に綴ってきたけれど、今回は右か左かを問う結婚道の大きな岐路について考えたい。

いきなりですが、あなたは野球選手とミュージシャン、絶対に選ばねばならないとしたら、どちらと結婚したいですか?

大枠はこの質問で、女子が結婚に何を求めているかがわかると思う。

まず野球選手と答えた人。これは相手が会社経営者とか商社にお勤めなんかも同じグループに所属すると考えていいのだろうが、こちらを選んだ方は、間違いなく女子力に優れており「(自分もサポートするけれど)幸せにしてね!」というタイプ。自分で何かを手に入れるよりも、何かを手にいれた殿方の膝にポンっと乗り、あれ買って、これ買って、子供欲しい、海外行きたい!と素直に甘え、かつ夫を影で操るすることのできる女性で相手に幸せを依存できるタイプ。ただし、この場合、相手もモテるので、離婚しただの、捨てられたというときにきちんと自立できるかというのが鍵になる。(しなやかに対応できる人は準備万端で、有事があるとお店とかサロンとか開いてしまったりする)

一方ミュージシャンを選んだあなた(グラフィックデザイナーとか編集者とかもこの部類かな)は、間違いなく、「私が幸せにしてあげるから!(いつか、私もことも幸せにしてね)」というタイプであろう。欲しいものは自分で買う。もしくは自分で稼ぎながらボーイフレンドにも思わず、何かを買って与えてしまうというタイプ。他人に依存することなく、仕事に邁進することで、物理的欲しいものは自分で手に入れようとする、貪欲で自立しようとする女子。......つまりは甘え下手な女子だと思う。ただし別離や何かがあったとしても、自分で生きていけるし、幸せはガッチリ自分で捕まえるで!と恋愛以外の幸せは捕まえる。

一体どちらが優れているという話ではないが、私のまわりのシングル母さんたちは間違いなく後者。割と男で貧乏くじを引くんだけれど(ご、ごめん)、結局働くことで自己実現することに面白さを感じるから、その辺の男子よりタフ。そして、自分の人生の舵を自分で取れるので、下りも上りも割りに楽しめてしまうというお得な性格だと思う。もちろん、スポーツ選手の奥さんだって、きっちり自立されている方はいるだろうし、旦那さんがミュージシャンでもしっかり甘え上手な方もいるだろうが。

で、何を言いたいかというと、どっちの人生も悪くない。けれど、私自身は今、仕事で手にいれた自由を謳歌できる人生にそこそこ満足している。若い頃は野球選手(の部類に入る人ね)と結婚した、やたらとお金回りのいい専業主婦の友達の話を聞くたびに羨ましいなと思っていたけれど、自分が年齢を重ねて、経験も重ねて、酸いも甘いも噛み分けてくると、別にどうでもいいや、他人の人生なんて。と思えてくるのが面白い。誰かと自分を比べなくなるこの自由さを手にいれられたことは、人生の大きな収穫だなあと思う。

バットを選んで、幸せにしてもらうもよし。ギターを選んで幸せにしてあげる!もよし。ただ、20代、30代の妙齢女子たちに野球と音楽、どっちがいいですか?と訊ねられたら、幸せは待ってるよりも自分で手にいれた方が早いし確実。さらに、相手もそんな風に思っていてくれたら最強。ご時世的にも男子ひとりの給料で支えられる世の中では無くなってきているし、相手に依存するよりも、まず自分に依存する。その上で気持ちは共依存できる人生の伴走者を見つけけられることが一番の幸せ道な気がする。(私の理想のカップルは西原理恵子さんと高須かっちゃん。事実婚&男は外飯方式)

まあ、そう思ってないと、今までの人生大否定になってしまうというのも大きいが、結婚というテーマで数回原稿を書きながら導きでたのが、以上。そして書店で手に取った、この本の帯がこの5回に亘る結婚イシューのファイナルアンサーである。