女性にとって“ダイエット”は永遠のテーマ。露出が増える真夏に向けて、「そろそろ始めないと」と焦っている人も少なくないはず。血液型ダイエット、炭水化物抜きダイエット、プロテインダイエットなど数えられないほどダイエットの種類はありますが、最近パリで話題なのは“グルテンフリーダイエット”です。
日本でもグルテンフリーというワードは少しずつ広まってきていますよね。糖質である小麦入りの食品の摂取を控えるダイエット法のこと。食材は主にパン、クッキー、麺類などです。以前の記事でパリジェンヌはあまり運動をしない、必死に食事制限はしないと述べましたが、健康的な食事に気を配るヘルシー志向の人は男女問わずとても多い。運動をしない分、太らない食事を心がけたり、食べることで舌も心も体も喜ぶことを追求するのが好きなようです。

そんなパリでもすっかり、グルテンフリーの食材が定着しつつあります。改めて考えてみると、フランスの食事って小麦だらけ! バゲット、クロワッサン、ケーキ……。特にフランス人の食卓に欠かせないパンに至っては、健康と美意識の高いパリジェンヌは罪悪感なく食べられるグルテンフリーのパンを選んでいる傾向にあり。
パリで一番人気のグルテンフリーに特化したブーランジェリーといえば、Noglu(ノグル)です。2012年にオープンして以来瞬く間に人気となり、現在パリに3店舗、さらにニューヨークにも1店舗オープンしました。

店舗によってメニューは異なり、パンやクッキー、ケーキといったパティスリーの他にも、季節のオーガニック野菜を使ったサラダやグルテンフリーのパスタで作ったラザニアなども提供しています。

もう一店、パリで賑わいを見せるグルテンフリーのブーランジェリーはchambelland(シャンベラン)。 自前の製粉所を建てて、独自製法で粉を作るところからスタートしたというパンやケーキは、米粉・そば粉・雑穀の粉などから作り出されています。ずっしりと重みがあり、しっとりとした質感の生地はクセになるような美味しさ。

グルテンフリーやダイエット向き食材と聞くと、どこか味気なくお腹が膨れなさそうというイメージがありました。しかし、パリの人気店の味はどれも美味しい! グルテンフリーだから選ばれているというよりも、ただ味が良いから選ばれているといった印象を持つほどです。美味しくてヘルシーなら、もちろんそれを食べたいですもんね。

グルテンフリーダイエットの効果には個人差がありますが、美味しく食べて体重が減るなんて、女性にとっては願ったり叶ったり。8月のバカンスに向けて、無理なくマイペースにグルテンフリーダイエットに取り組んでみようと思います!