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定期的に心を調律する「セルフチューニング」の技術

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定期的にひとりの時間をとり、ごちゃごちゃになりがちな思考を整理するプロセスを、私は「セルフチューニング」と呼んでいます。

 チューニングは、楽器がいま持ち合わせている能力を最大限発揮できるよう調整する行為のことです。楽器を一度でも演奏したことがある方にはおなじみの言葉でしょう。楽器の状態は天候や温度によっても左右されるため、どんな場合でも演奏する前に必ず行うのがチューニング。

 考えてみると、この作業は、楽器だけじゃなく人間にも必要なことでは? と思ったのです。日々の心の状態は毎回違います。どんな状態でも最大のパフォーマンスをするために、定期的なチューニングは人間にも必要なのでは、と。つまり、落ち込みや心の乱れを調節し、最高の自分になってから物事を始める一連の作業が、セルフチューニングです。

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