KANA

2015.06.23(Tue)

「粋」な京都の遊び方〜知性が磨かれ、女度が上がる旅へ〜

日本が世界に誇る有数の伝統と美を兼ね備える町、京都。近年は海外から京都へ旅行に来る人の数も増えていますが、日本人でさえも何度となく訪れたくなる旅先として、根強い人気を誇っています。

 

伝統あるお寺や昔ながらのお茶屋街を巡り、古き良き街並みを歩きながら昔へタイムスリップするのも良し、はたまた京料理や京スイーツを堪能するグルメな旅も良し。京都の楽しみ方は人それぞれ。そこで今回大人の女性に提案するのは、京都の真の魅力を体感できる、通常とは一味違った「粋」な遊び方。これを体験すれば、女として、人としての魅力が上がることでしょう。

 

感性を磨く、粋な京遊び

 

1 日本古来の五感を使う「香遊び」

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ちまたではお香よりも、欧米の香水やアロマが一般的となってしまった日本。しかし古の日本から伝わる自然の木々の香りで作られるお香は、なぜだかほっと落ち着きます。日本人のDNAが求めてる香りなのでしょう。香水にはない心身の深くから安らげる香りです。

 

昔の日本には、このお香を使った「香遊び」が楽しまれていました。お香は香りを嗅ぐとは言わず、「香を聞く」と表現されます。老舗の山田松香木店の昔ながらの茶室では「聞香体験」をすることができます。古来からの道具を使い香を焚き、どの種類の香りか当てる遊びです。電子機器のない時代から愛されていたなんとも粋な遊びですね。

 

2 老舗甘味処で和菓子作り体験

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何気なく食している、和菓子。実は多大な手間暇がかかっているのを知っていますか?和菓子職人は何十年とその道に就くことにより、晴れて芸術とも呼べる一品を作ることができるようになります。老舗和菓子屋「甘春堂」では、そんな和菓子作りを体験し、食すことができます。

 

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実際に体験してみて一言。綺麗な色合いを出すのも、一つ一つ形を整えるのも本当に難しい……!それ故、一個ずつ丁寧に時間をかけて作られることを身を持って感じ、季節の風物詩を甘味で表現していることに誇りを感じます。

 

3 伝統芸能「能」に酔いしれる宵

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日本古来からの由緒正しい芸術といえば、歌舞伎や能、狂言など。お茶屋街で舞妓さんを呼ぶのは庶民にはハードルが高いが、イベントなどを狙えば手ごろな料金で日本の伝統芸能を鑑賞できます。初夏の京都では毎年平安神宮で、揺らめく篝火に彩られた幻想的な能や狂言を堪能できます。宵から始まり夜まで続く、朧月に照らされた幽玄な雰囲気の中で芸を楽しめば、日本の美しい伝統の価値を改めて実感するはず。

 

このような体験は、欧米の物で溢れる現代で忘れかけていた日本人としての誇りを思い出させ、美しい雅な日本の真の魅力を再認識させてくれます。世界の国々を飛び回る筆者も、改めて日本の雅に心を奪われ我が国を誇りに思いました。

 

女度を上げると聞くと、美容やファッションに走りがちですが、知性や品性があり日本の風流を語れる女性は、本当の意味での日本の「いい女」なのかもしれません。

 

次回の京都旅は、ぜひ風情ある遊び方をしてみてはいかがでしょうか? 素敵な旅を。

 

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