14.11.13(Thu)

夜と朝のじっくりスキンケアで、夕方まで疲れ知らずのハリ肌

石原 有起

石原 有起 ビューティライター

女性誌やWEBを中心に、美容関連の取材・執筆を多数行ない、連載ページを持つ。美容家としてコメント寄稿、リリース・各種企業サイト執筆なども手掛ける。情報番組の美容コーナー出演、セミナー講師など多方面で活躍中。

石原_じっくりケア

 お父様が茶道の家元をされている関係で、小さな頃から日本の伝統や丁寧な暮らしが身についている友人は、「毎朝5時半ごろには起床して、一日のはじまりにひとり静かに心を落ち着けるお茶の時間を過ごしている」と話す。

 なるほど、と大いに納得した。彼女は普段、広島と東京とを行ったり来たりするような生活を送っているものの、忙しない彼女の姿を私は見たことがない。そして彼女の仕草は、どこか丁寧で気品が漂っていると感じていたからだ。

 彼女の行動に少しでも近づきたい、と考えながら、(せめて)原稿の合間にゆっくりお茶を飲みながら、美容も同じことだな、と、ふと思う。

 素肌はその人を映し出す鏡のようなもの。自分の素肌の声を聞きながら、じっくり、丁寧にケアしているか、そうでないかは、年齢を重ねるほどに、如実に現れてきてしまうのだと。

 普段のライフスタイルも、もちろん美容も、すべて“流れ”が大切だというのは、大人になってから知ったことのひとつ。

 明日、ふっくらしたハリのある肌を望むなら、前日の夜のケアを疎かにしてはいけない。日中に受けたあらゆる肌ダメージは、その日のうちにケアをしておき、肌だけでなく体を温め、質の良い睡眠をとることが、キレイを育むうえでとても重要となる。そして、すっきりと心地よく目覚め、朝にまた丁寧なスキンケアをすることで、大げさではなく、その日の顔つきまで変わってくると思う。

 せっかく、贅沢なスキンケアをライン使いしても、前のアイテムの浸透を待たずに、まるでやっつけ仕事のようにどんどん次のアイテムを重ねていく行為は、電車内でささっと仕上げるようなマナーの悪い雑なメイクとほとんど変わりがない。結果、“相応の仕上がりの肌”になるのだ。

 朝に落ち着いてゆっくりとケアをして、そのケアの間で分かったその日の素肌の状態を考慮しながら丁寧にメイクをすることが、美しい一日を、美しい人をつくると感じる。

 肌のコンディションがいいということを心で実感できると、それが自信につながって、ポジティブにふるまうことができる。肌と体と心は、ホリスティックに繋がっているもの。そして、やはり今日と明日は繋がっているし、1年後も10年後も繋がっている。

 だからこそ、大切なのは、まずは何よりも夜と朝のケアをじっくり、丁寧に行うこと。特にこの季節は、たっぷりとした潤いを与えてハリのある肌に導く美容乳液を、ベーシックなスキンケアの流れに取り入れたい。化粧水で肌のキメを整えたら、美容液で肌に働きかけ、乳液やクリームでふたをする。乾燥が激しい冬には、肌をやわらかくして、持ち上げてくれるような感触の美容乳液を、2度しみ込ませるのも、ふっくら肌を持続させるには効果的。言葉にすると本当にシンプルだが、素肌が美しいひとは、さりげなく取り入れている習慣なのだ。