GLAM Editorial

2015.12.22(Tue)

ニッキー・ミナージュ、人権団体の出演中止要請にもかかわらずアンゴラのフェスタに参加!

ニッキー・ミナージュ

 ラップ歌手のニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が、人権団体の要請を無視する形でアンゴラでのコンサートを強行した。

 ニッキーはアフリカ・アンゴラの首都ルアンダで19日に開催されたクリスマス・フェスティバル「ショウ・ユニテル・ボース・フェスタス」でヘッドライナーを務めた。人権侵害が指摘される同国での滞在を大いに楽しんだらしく、特別な瞬間を撮影した画像をInstagramで公開している。

 「私のハートはアンゴラにあるわ」とニッキーはコンサート会場で歓声を上げるファンの動画にキャプションを添えた。

 また、コンサート後にはファンと交流。別の写真では最高権力者の1人とも面会する栄誉にあずかった。その相手とはアンゴラ初の女性億万長者でジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントス(José Eduardo dos Santos)大統領の娘イサベル・ドス・サントス(Isabel dos Santos)だ。

 「まあ大したことはないわ…彼女は世界で8番目にリッチなだけよ」とニッキーはイサベルの隣に立っている写真にキャプションをつけている。「(少なくとも、この写真を撮る前に誰かにそう言われた)www」

 「#アンゴラ、私をここに連れてきてくれた女性たちにも感謝するわ」

 人権団体「ヒューマン・ライツ・ファウンデーション」のソー・ハルヴォルセン(Thor Halvorssen)代表は先週、ニッキーに公開書簡を寄せ、同国の大統領が権力を乱用して圧政を行い、反対の意見を唱えるジャーナリストや活動家らの基本的な権利を侵害していると主張し、出演を取りやめるように訴えた。

 「暴力による検閲を超え、アンゴラ政府は唯一の全国放送ラジオ局を所有し、唯一の全国紙を支配し、アンゴラのテレビ局に影響力を及ぼしている」とハルヴォルセン代表は語りかけた。「あなたのようなアーティストは、アンゴラでは自由に意見を主張することが許されておらず、政府を批判することは罰金と懲役によって罰することができる犯罪なのです」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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