豪俳優のクリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth, 32)は2011年の『マイティ・ソー』やマーベルの『アベンジャーズ』シリーズで「雷神のハンマー」を振り回すスーパーヒーロー、ソー役で最もよく知られている。
クリスは妻で女優のエルサ・パタキー(Elsa Pataky)との間に長女インディア(India, 3)ちゃんと双子のサシャ(Sasha, 1)君とトリスタン(Tristan)君の計3児を授かっているが、長女インディアちゃんは父親が演じる北欧神話の雷神をベースとしたソーにハマり気味のようだ。
「ある時、インディアの友だちがスパイダーマンのコスプレをしていたのを見て、娘はソーの衣装を着たんだ」とクリスは米版Glamour誌とのインタビューで振り返った。「もちろん脱ごうとしなかったよ。ありがたいことにパパラッチはいなかった。こんなヘッドラインになっただろうね。『ソーのコスプレを娘に強要』みたいに」
とはいえ、胸に金属プレートをあしらうソーのコスチュームとクリスが着けるブロンドの長髪のウィッグに関するインディアちゃんの意見はコロコロ変わるらしい。クリスは別のインタビューで、インディアは衣装は好きでも父親がその格好をしているのが好きではないと認めた。
「特にソーのコスチュームを着ているとそうだけど、娘は以前は『うん、やっぱりちがう』と言っていたし、僕に持ち上げられて振り回されるのが好きだった」とクリスは英Sorted誌とのインタビューで語った。「でも今は、(ソーの衣装を着ると)身体が大きくなるし、金属も使っているから、『もう脱いで』と言うんだ。ウィッグをつかんで外そうともするよ。この格好が嫌いみたいなんだ」
クリスとエルサはどちらも俳優として成功を収め、エルサは『ワイルド・スピード』シリーズに出演している。クリスは自分の仕事ぶりを妻と共有できることに幸せを感じているようだ。
「僕が手ごたえを感じた映画を妻がスクリーンで見ていて、それに気づかない時だね」とクリスはGlamourに語った。「自分を誰よりも分かっている人が、虚構の中で夢中になっているんだ。それ以上に仕事で満足感を感じることはないよ」
クリスの次回作は、かなり体重を絞ることを求められた『白鯨との闘い』だ。
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