アカデミー賞受賞女優のジュリア・ロバーツ(Julia Roberts、48)は、ただいま今月下旬から公開される出演映画『Secret in Their Eyes 』をプロモーション中。同映画は、仲間のひとりの娘が死んだ事件を担当することになった捜査班メンバーたちの苦悩と執念を描いた、スペイン映画『瞳の奥の秘密』(2009年度アカデミー外国語映画賞)のハリウッド版リメイク。ジュリアは、殺された娘の復讐を誓うFBI捜査員の役で、捨て身と言える迫真の演技を披露している。心が追い込まれていくキャラクターを演じるにあたり、役に入り込み過ぎて帰って来られないようにするのにジュリアは気をつけたそうだ。
「思いもしたくないような、こんなことが自分に起こったらどうなるだろうと、ばかりずっと脳裏に浮かべたら、自分がおかしくなっちゃう。役と自分自身を、時々しっかりと切り離さなければいけなかった」と、ジュリアは米TV番組司会者マリオ・ロペス(Mario Lopez)にインタビューされて答えている。
結婚13年になる夫ダニー・モーダー(Danny Moder)が同映画の撮影カメラマンだったのも、この映画に臨むのにあたってジュリアにとって大きな力と支えになったようだ。
「彼がいてくれたのが、力になった。日中一緒に仕事をして、ふたりで一緒に家に帰れるのもたまにあるというのはステキだわ。『お帰りなさい。今日は仕事は順調だった?』云々というのをしないで済むのもいいの」
ダニーとの間に息子ふたりを授かり、かつての“恋多き女優”のイメージは遠い昔の話で、実生活では今はすっかり落ち着いた感があるジュリア。夫ダニーとは、いわゆる”芸能界カップル”でないとジュリアは言う。マリオから夫婦円満の秘訣を問われ、長考の末にこう答えた。
「なんなのか分からないわよ。キッスをたくさんすること、これが正解かな?」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。