英大物歌手のトム・ジョーンズ(Sir Tom Jones, 75)が、自分が黒人かどうかを確かめるため、DNA検査を受けることを考えているようだ。
トムはその褐色の肌とカーリーヘアのせいで、自分の出自を常に不思議に思っていた。ここへ来て、検査を受けることで自身のルーツをもっとはっきり知りたいと思うようになったという。
「私を黒人だと思っている人は、今でもたくさんいる」とトムは英The Times誌とのインタビューで語っている。「初めて渡米した時、ラジオで歌声を聴いた人たちは白人の私を見て驚いていたよ。髪のせいで、大勢の黒人の人たちは私のことを白人としてギリギリ通じる黒人だと今でも考えているんだ」
トムによると、母フリーダ(Freda)は出産時、肌に「大きくて黒い斑点」が出たという。そのため、医師たちはトムが今感じている疑問と同じことを質問したようだ。
「母の全身に大きくて黒い斑点ができたんだ」とトムが明かした。「医師は母に黒人の祖先がいるかどうか尋ねたけど、母の答えは分からないだった」
英Daily Mail紙オンライン版によると、検査の費用は300ポンド(約56,000円)で、被験者のDNAを構成する「祖先系統」を中心に調べるという。
トムは祖先の謎をはっきりさせたいだけではないようだ。熱意を示そうとコンサートでステージに下着を投げつけてくるファンについて語ったトムは、賞賛の形ではあるにせよ、それほどうれしいことではないと断言した。
自分についての最大の誤解は何かと同紙に質問されたトムは、「磁石のように下着を引き付けることを楽しんでいると思われていることだね!」と答えた。「もうやめてくれるとありがたいが、ファンをがっかりさせたくはない。初めての時はすごくセクシーだと思ったが、もうその意味を失っている」
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