GLAM Editorial

2015.11.03(Tue)

メグ・ライアン、監督デビュー作は離婚が息子に与える影響を心配した経験に触発されたと告白

メグ・ライアン

 女優のメグ・ライアン(Meg Ryan, 53)が、新作映画『Ithaca(原題)』で監督デビューを果たした。元夫で俳優のデニス・クエイド(Dennis Quaid)との離婚が息子に与える影響に不安を抱えていた経験が投影されているという。

 メグは2001年に10年来の夫デニスと離婚。元夫妻は息子ジャック(Jack, 23)をもうけている。離婚当時、ジャックはまだティーンエイジャーでもなく、メグは離婚が息子に与える影響を心配していたのを昨日のことのように覚えているという。

 「両親も離婚していて、どれだけつらいのかは分かっていたわ」とメグは10月29日、サヴァンナ映画祭で『Ithaca』の上映後に行われた質疑応答セッションで語った。「若い男の子に、どうやって誠実さを学ばせたらいいのか不安だった。どうやればうまくいくのかと心配ばかりしていた。たくさんの本を読んで、色々な人に相談したわ。そのうち、この本(サローヤンの『ヒューマン・コメディ』)に出会って、たくさんの知恵を学んだの。たくさんの疑問が問いかけられていたわ」

 『Ithaca 』はウィリアム・サローヤン(William Saroyan)の小説を原作とし、兄が戦争に送られたため家族の面倒をみることになった14歳の少年の成長を描いている。メグは主人公ホーマー・マコーリーの周囲の人たちが、彼を支える姿に特に感銘を受けたという。

 「大人や社会は必ずしも答えを持っていないものだけれど、この子が変化を迎える時には必ずそばにいる」とメグは指摘した。

 メグはメガホンをとることに加え、トム・ハンクス(Tom Hanks)、サム・シェパード(Sam Shepard)、ハミッシュ・リンクレイター(Hamish Linklater)、そして息子のジャックとともに出演もしている。ジャックはホーマーの兄マーカスに扮しており、メグは息子と一緒に仕事をするチャンスを得て嬉しかったと話している。

 「息子はHBOでマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese/監督・プロデューサー)のTVドラマ(Vinyl)に出演していて、そのまま私の作品に参加したの。息子が参加できてラッキーだったわ」とメグは以前、映画情報サイト「Indiewire.com」とのインタビューで笑って答えている。「マーカスの一番好きなところは、声がとても表現豊かで、ボイスオーバーがとても美しいの」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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