バルバドス出身の人気R&B歌手リアーナ(Rihanna)が、リュック・ベッソン(Luc Besson)監督の新SF大作に出演することが決まり、スクリーンに復帰する。
ベッソン監督が新作映画『Valérian and the City of a Thousand Planets(原題)』にリアーナが加わったことを明かした。
「リアーナが『Valérian』に!!!!! しかも主役クラス!」と監督は興奮気味に発表し、リアーナの写真をInstagramで公開した。「超エキサイトだよ!!!」
『LUCY/ルーシー』などで知られるベッソン監督はリアーナがどの役に決定したのかは示さなかったが、同作はピエール・クリスタン(Pierre Christin)とジャン=クロード・メジエール(Jean-Claude Mézières)による1960年代の大人気SFコミック「ヴァレリアンとロールリーヌ」シリーズを原作としている。
『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン(Dane DeHaan)、モデルから女優に転身したカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne, 23)らが主演することがすでに決定しており、クライヴ・オーウェン(Clive Owen)もアルン・フィリット司令役で参加する。
『Valerian and the City of a Thousand Planets』は理想的な28世紀の地球を舞台に、平和を守る役目を負う2人のエージェントの活躍を描く。撮影は来年からスタートし、2017年7月の公開を予定している。
リアーナは2012年のSF映画『バトルシップ』で銀幕デビューを飾り、ジェームズ・フランコ(James Franco)の『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』やファミリーアニメ『Home(原題)』で演技力を磨いてきた。
リアーナはベッソン監督の新作映画で、2011年以来の親友であるカーラと、ある意味で再会を果たす。カーラは今年、ビーチ・ボーイズ(Beach Boys)をテーマとした映画『All Summer Long(原題)』への出演を逃し、失意から救ってくれたのはリアーナだったと認めた。
「すごくショックだった」とカーラは米The Wall Street Journal Magazine誌とのインタビューで語っている。「モデルの仕事では、誰かに仕事をとられても、『もちろん、私より良いモデルはたくさんいる』と思っていた。でも役者の仕事では、その役に気持ちが乗り移っているものなの」
カーラはリアーナにアドバイスを求め、その言葉で挫折を乗り越えることができたと話している。
「『何事にも理由がある』と言われたわ」とカーラは振り返った。「『1、2週間で私に電話してきて、その通りだったと言うはずよ』と言ったの」
カーラはその後、ハリウッドで引く手あまたの人気女優に成長した。『Paper Towns(原題)』に出演したほか、DCコミックの悪役が総出演する期待の大作『Suicide Squad(原題)』ではウィル・スミス(Will Smith)、ジャレッド・レト(Jared Leto)、マーゴット・ロビー(Margot Robbie)、ジェイ・コートニー(Jai Courtney)、、ヴィオラ・デイヴィス(Viola Davis)らトップスターとの共演を果たしている。
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