歌手のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez, 23)が、業界の「偽善」ぶりに我慢ならなくなり、ショウビズ界から引退する寸前だと報じられている。
セレーナは世界中で大勢のファンを獲得し、Twitterだけでも3,410万人のフォロワーを誇る。また女優としても成功を収め、数々の人気作に出演してきた。はたから見ると何一つ文句なさそうな印象もあるが、セレーナは名声に幻滅しているようだ。
「外から見ると元気いっぱいだけど、セレーナはボロボロなの」とある事情通が米版OK!誌に明かしている。「エンターテイメント業界にはつきものの、偽善と裏切りが頭から離れないの。このアルバムで最後にするつもりで、エージェントには女優の仕事もしないと伝えているわ」
ラップ歌手のイギー・アゼリア(Iggy Azalea)やアジーリア・バンクス(Azealia Banks)ら有名人の中には、派手な対立をして世間を騒がすことも多いが、セレーナは同業の仲間と強い絆を保つことでも知られ、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)やヘイリー・スタインフェルド(Hailee Steinfeld)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)らと親しい。
セレーナは現在、セス・ローゲン(Seth Rogen)、ザック・エフロン(Zac Efron)の共演でヒットした2014年のコメディ『ネイバーズ』の続編『Neighbors 2: Sorority Rising(原題)』の撮影にのぞんでいる。しかし事情通によると、これがセレーナにとって最後の作品になる可能性があるという。
「その後は引退するわ。ハリウッドで大金を稼いだからと言っても、続けなくちゃいけないことにはならない」と事情通は話している。
引退の噂が流れる中、セレーナは女優としての仕事を前向きにとらえている。9月には独Jolie誌とのインタビューで、役者をすることで人生が変わったと打ち明けている。
「演技の仕事をするうちに、新しい見方ができるようになって、個性が成長したの」とセレーナは笑顔で語っていた。
また米Glamour誌とのインタビューでは、故郷のテキサスから出られて良かったとも明かしている。
「幼い頃は(家庭環境を)あまり良く思っていなかったのは確かだわ」とセレーナ。「両親が離婚して、母が私を少しでも良い環境で育てようと必死で頑張っても出口が見えないことにフラストレーションを抱えていたわ。もし地元に残っていたら、どんな人生になっていたかと思って怖くなる。たぶん、もう子どもが2人くらいいるはずよ」
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