GLAM Editorial

2015.10.03(Sat)

ダニエル・クレイグ、ジェームズ・ボンド役降板を示唆? 「休暇が必要」

ダニエル・クレイグ

 俳優のダニエル・クレイグ(Daniel Craig, 47)が、今後もジェームズ・ボンド役を続けるかどうかについては「全く考えていない」と話している。

 ダニエルはシリーズ最新作『007 スペクター』で四たびボンドを演じる。契約により、あと1本の作品で主演を務める義務があるが、その後もシリーズに出演を続けるかどうかについては全く予定がないと語っている。

 「現時点では正直に答えることはできないよ」とダニエルは米Entertainment Weekly誌に打ち明けている。「その気がないふりをしているんじゃない。ただ何も考えていないだけだ」

 「この作品には人生のうち2年もかけた。だから休暇が必要なだけなんだ。ごく普通の生活に戻る必要がある」

 「僕のことをあまり喜んでくれていない家族との関係を修復する必要がある。将来のプランについては、はぐらかすわけじゃないが、答えを求められても持っていないんだ」

 すでにダニエルの後任として、ダミアン・ルイス(Damian Lewis)やイドリス・エルバ(Idris Elba)、トム・ハーディ(Tom Hardy) らの名前が取りざたされている。しかし『007』シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリ(Barbara Broccoli)は、ダニエルが降板を決意するまではボンド役を続けることを大歓迎している。

 「ダニエルはこのキャラクターに再び命を吹き込んでくれた」とバーバラは同誌とのインタビューで語っている。「現代的な存在に生まれ変わらせ、深みと余韻、人間性を与えた。彼なしでは成り立たないキャラクターになった」

 「その役者としての素晴らしさで、クリストフ(・ヴァルツ/Christoph Waltz)やレア(・セドゥ/Léa Seydoux)、レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)、ベン・ウィショー(Ben Whishaw)といった大勢の役者が彼との共演を望んで引き込まれてくる」

 ダニエルは2006年の『007/カジノ・ロワイヤル』で初めてボンドを演じ、2008年の『慰めの報酬』で再演した。しかし『慰めの報酬』の評価は様々だったため、ダニエルは2012年の第3作『007 スカイフォール』で観客を圧倒することを自分に誓ったという。

 「『慰めの報酬』はあのままで受け止めるしかなかった」とダニエルは英Empire誌とのインタビューで語っている。「『スカイフォール』を成功させなくちゃダメだと提案した。強烈なプレッシャーを感じた。本能的に、お互いを追い込んでいけば良い結果が出ると感じた。それで(監督の)サム(・メンデス/Sam Mendes)を必要以上に追い込まなければならないと感じた。彼がやり返してくると、僕もそれに応じた。同じことを(新作の『スペクター』でも)やった。お互いを極限まで追い込んでいった。怒鳴り合うことも何度かあったよ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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