「モスキーノ」（Moschino）のチーフデザイナーでもある米人気デザイナーのジェレミー・スコット（Jeremy Scott）は、9月14日にニューヨークのファッションウィークで自分自身のブランドのコレクションショーを開く。
その際、ジェレミーはプラスチック素材を使ったオシャレなデザインで知られるブラジルの靴ブランド「メリッサ」（Melissa）とのコラボとなるシューズも発表すると、ファッション業界紙WWDが伝えている。ショーでランウェイを歩くモデルたちが履く靴の中に、このコラボのプラスチックシューズ2足が含まれることになり、奇抜なアイデアで知られるジェレミーだけに、どんなものになるか注目が集まる。現在のところ、このシューズが一般向けに販売になるかどうか等の詳細は明らかにされていない。
「メリッサ」とのコラボでプラスチックの靴を発表してきたファッションデザイナーはジェレミーが初めてではない。これまでに、ヴィヴィアン・ウエストウッド（Vivienne Westwood） やカール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）などの重鎮たちも「メリッサ」とのコラボに挑戦してきている。
ジェレミーといえば、MTVビデオミュージックアワードで授与されるムーンマン像（Moonman）を今年奇抜にデザインし直し話題を集め、ハリウッドスターよりもミュージシャンたちのためにデザインするのが好きだと公言する。
「ミュージシャンたちのほうに親近感を持つんだ。ぼくは、女優向けのデザイナーでは実のところないんだ。ミュージシャンたちが、自分たちの個性を表現したいということであれば、ぼくが手をかしてあげる余地があるからね」と、Paper誌に対してジェレミーは説明している。
「個性があるひとと、何かを創るのがぼくは好きなんだ。だから、（K-pop グループ「2ne1」の）CL、ケイティ・ペリー（Katy Perry）、リアーナ（Rihanna）、マイリー・サイラス（Miley Cyrus）、そういった女性たちと強い関係を結べている。刺激を受けられるひとたちと、そういう結びつきが出来て、ぼくは幸運だよ。ぼくがミュージシャンたちのデザイナーであるのは、ぼくがほかよりも強烈で奇抜だから。ぼくは、それを持っているからね。女優さんたちは、始終他のひとたちを演じて適応しないといけない。ぼくはそういう人間じゃない。ぼくのデザインは目立つ、個性そのもの。メガホンのようにね」
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