人気R&B歌手リアーナ(Rihanna, 27)をストーキングしているとみられる男性を、ロサンゼルス市警が電子的に追跡していると報じられた。
ロス市警に近い関係者は芸能情報サイトTMZに対し、TwitterやYahoo!上でアレックス・マーサーまたはラルフ・アレクサンダーと名乗る男性を追跡していると明かした。
問題の男性は4月30日、リアーナが以前住んでいた邸宅の前で自画撮り写真を撮影。その翌日、男性は「1分前にリアーナを殺していたら、今はいい気分だっただろう。魔術は武器、オレは銃を使う、今から拳銃の携行許可証を取りにいく、両手は使えない」とツイートしたとTMZは伝えている。
警官が邸宅に急行したが、男性の姿はすでになかったという。そこで警察は電話やコンピュータ、ソーシャルメディアなどを通じ、男性の居場所を電子的に捜索している。
リアーナがストーカーに悩まされるのはこれが初めてではない。2013年にはケヴィン・マッグリン(Kevin McGlynn)という男性に付きまとわれていたことがある。マッグリンはリアーナのニューヨークの自宅に自ら手紙を届け、「ビ*チ」とののしったり、輪姦すると脅したりしたため逮捕された。
オーランド・マラッツォ(Orlando Marrazzo)判事は2014年、マッグリン事件について語り、彼をジョン・レノン(John Lennon)を射殺したマーク・チャップマン(Mark Chapman)になぞらえた。さらにマッグリンはリアーナと恋人関係にあり、音楽を盗まれたとも主張していた。
「(マッグリンはリアーナに)完全に執着している時限爆弾のようなもので、彼女や周囲に深刻な身体的損傷や死の危険を直接的にもたらしている」とマラッツォ判事は2014年11月にコメントしている。「裁判所の介入なしに精神病的妄想に基づいて自由に行動を続ければ、(リアーナや)無実の人の死に至る可能性があることは完全に予測できる」
マッグリンは2014年9月、裁判を受けられる状態にないと判断され、精神病棟に隔離された。
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