英人気歌手のリタ・オラ(Rita Ora, 24)が、アカデミー賞(R)授賞式のパフォーマンス前に、あまりの緊張で2度も吐いたと告白した。
リタは2月22日に開催された第87回オスカー授賞式で、最優秀歌曲賞にノミネートされた作曲家ダイアン・ウォーレン(Diane Warren)の「Grateful」をライブで披露した。同曲は映画『Beyond the Lights(原題)』のサウンドトラックに収録されている。
しかしリタはオスカー授賞式で歌うことに恐怖しか感じなかったようだ。
「考えただけでも身震いがする」とリタは英BBC Newsに語っている。「人生であんなに怖かったことはなかった。2回も吐いたわ。茫然自失だった。ステージから落ちたくなかった」
リタは最優秀歌曲賞がコモン(Common)とジョン・レジェンド(John Legend)がコラボし、2014年の映画『グローリー/明日への行進』の主題歌に使用された「グローリー」が受賞したことについて、個人的な恨みはないとしている。栄誉ある同賞を獲得できなくても、不利なことはまったくないと考えているからだ。
「2人が受賞することは誰もが知っていたわ」とリタは指摘した。「あのステージに立つだけでも十分。Instagramのフォロワーが300万人も増えたの」
リタは2012年にリリースされたデビューアルバム『オラ』以降、アルバムを発表していない。しかしニューアルバムが先送りにされたというわけではなく、それどころか9月のリリースを明言した。
「『アルバム延期』のシナリオは全然的外れだわ」とリタは話している。「リリースしなかったのは、しっくりこなかったから。レコーディングしたものすべての出来が不十分だった」
リタはスコットランド出身のDJカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)と1年ほど交際して注目を集めたが、2014年6月に破局。現在はファッションデザイナー、トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)の息子リチャード・「リッキー・ヒル」・ヒルフィガー(Richard ‘Ricky Hil’ Hilfiger)と交際している。
リタは自身の恋愛関係がタブロイドメディアに取り上げられる理由を、「恋愛から音楽の刺激を受ける」からだと考えているが、メディアには欠点があるとも確信している。
「どう焦点を当てるのかが問題だわ」とリタ。「批判することも、人が個人的な選択をしたことを後悔させることも必要ない」
「もし普通の24歳の女の子が私と同じことをしても、誰も問題にするはずがない」
「女性が批判され、非難されることにうんざりしているわ」
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