英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)のハリー・スタイルズ(Harry Styles, 21)は、ロックスターとしての生活に嫌気がさしているようだ。
ハリーはワン・ダイレクションの中で最も最先端を行くメンバーとしてよく取り上げられており、そのクールなセンスや、英モデルのカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、英ロックバンド、コールドプレイ(Coldplay)のクリス・マーティン(Chris Martin)らといった有名人との交友関係でも知られる。
まさにスターとしての夢を実現したようにも思えるが、ハリーはそのすべてに失望しているという。
「ロックンロール的な生活から逃れられないんだ」とある事情通は英Star誌に語っている。「最初はすごく楽しんでいたけれど、物足りなさを感じるようになっている。疲労感もにじみ出るようになった」
3月にゼイン・マリク(Zayn Malik, 22)が電撃脱退し、ワン・ダイレクションにとっては苦しい時期が続いている。ハリーやナイル・ホーラン(Niall Horan)、リアム・ペイン(Liam Payne)、ルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson)ら残りのメンバーは4人組バンドとして生き残りを目指しているが、以前ほど強い絆はなくなったとも噂されている。
解散が近いという憶測も根強く、ハリーはそのことでも悩んでいるようだ。外出して気晴らしをしているが、それも疲労がたまる原因にしかなっていない。
「プレッシャーと不安でハリーは押し潰されそうだ」と事情通は続けた。「体に気をつける必要があるのに、夜通しパーティーでうさ晴らしをしている」
一方、「普通の生活」を望んで脱退したゼインは、願っていた心の平穏を取り戻せていないようだ。ネット上に流出したとみられるソロ曲「No Type」をめぐって論争が起きており、ゼインの気苦労は絶えない。
友人で音楽プロデューサーのノーティ・ボーイ(Naughty Boy)は、ラッパーのミック・ライチャス(Mic Righteous)が流出させたと主張しているが、ライチャスはゼインに求められたと反論している。
「その必要はなかった」とある音楽関係者は話している。「パニック状態になっているよ。こうしたストレスから逃れるためにワン・ダイレクションを脱退したのに、今ではあらゆる方向からストレスを受けている。レーベルや友だちが争う状況は最も望まないはずだ」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。