米人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役で一躍人気者になった、英女優のエミリア・クラーク(Emilia Clarke、28)。しかし、番組の大成功に関わらず、ロンドン住まいのエミリアは、一般のひとにそれほど大騒ぎされずにまだ公衆に出られることが多いとのことで、それを本人は喜んでいるようだ。
「ちょっとおかしくて奇妙なのだけれど」と、英版Marie Claire誌に対してロンドンのハムステッドの売店のことをエミリアは語っている。
「そこで売られている雑誌の表紙にわたしの顔がしっかり載っているところに、わたしが牛乳ちょうだいと言うと、(エミリアの名前が出てこないものだから)あ、ドラゴンの女王さんだね、おはよう、と言われるのよ」
どうやら母国ではある程度落ち着いた私生活を送れているエミリアだが、以前には、仕事のことを考えてロサンゼルスやニューヨークに引っ越すべきか思案したこともあるという。
「ロスに移るべきだと思っていた時期があったの」と、エミリア。
「しょっちゅうロスに行くものだから、仕事のことを考えたらその方がいいかな、ってね。その後、ブロードウェイで『ティファニーで朝食を』に出ていた時には、ニューヨークに住むしかないと思ったこともあるの」
しかし、ニューヨークの演劇世界で過ごしたその短期間は、必ずしもエミリーにとって楽な経験ではなく、その時家族や友人から受けた様々なサポートが、自分が住んでいる街へのエミリアの愛情を深めたという。
「わたしは、結局、とても英国的なのよ。ロスも好きだし、アメリカにも友人はたくさんいるけれど、わたしの家族や友人の多くは多分ずっとロンドンにいる。彼らの近くにいる幸福が、わたしの人生にとってとても大事なことなの」
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