米人気コメディ俳優クリス・ロック(Chris Rock, 50)の別居中の妻が、クリスに巨額の慰謝料を要求している。
クリスは昨年12月、1996年に結婚したマラーク・コンプトン=ロック(Malaak Compton-Rock)との離婚を申請したことを認めた。夫妻の間にはローラ(Lola, 13)ちゃんとザーラ(Zahra, 11)ちゃんがおり、現在は離婚の条件を詰めている最中だ。いくつかの分野では順調に進んでおり、米The New York Post紙によると、2人は子どもたちの親権を共同で持つことになっているという。しかし別の分野での合意は困難のようだ。
同紙によると、マラークは7,000万ドル(約86億3,900万円)とされるクリスの資産の少なくない部分を求めているという。法廷書類には「結婚生活の水準と釣り合う」だけの支払いが彼女に認められるべきだと記載されているようだ。
クリスとマラークはエッセンス賞授賞式で出会った。彼女は当時、広報担当者として仕事をしていた。1996年11月に結婚し、子どもをもうけた後、マラークは仕事をやめて主婦に転身。ニュージャージー州バーゲン郡裁判所に提出された法廷書類には、彼女のほとんどの時間は子育てに費やされたと説明されている。
クリスとマラークは婚前契約を結んでいたが、特別条項により無効となっている。双方とも婚前契約が失効していると認めており、交渉の余地をかなりオープンにした。
育児に加え、マラークはチャリティー事業にも力を入れている。「エンジェル・ロック・プロジェクト」という団体を立ち上げ、福祉を受けていた女性の仕事復帰を支援するサロンを展開するほか、数多くの事業を手がけている。こうした仕事と子どもたちと一緒にすごした時間が、クリスの収入の一部を要求する根拠となっているようだ。
クリスは5月に離婚について口を開き、大変だと話したが、理由を詳しく語るのは避けた。
「なんとかやっているよ」とクリスは英The Guardian紙に語っている。「良い日もあれば、最悪な日もある。でも娘たちはよくやっているし、オレも1時間しか離れていない。近所のようなものさ。悪くないよ」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。