カナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber, 21)が、暴行と無謀運転の罪で有罪を認めた。
ジャスティンは昨年9月、カナダ・オンタリオ州でオフロードバギーを運転中、実家のあるストラトフォード近郊でミニバンと衝突事故を起こし、逮捕された。
芸能情報サイトTMZによると、ジャスティンは4日、ハワード・ワイツマン(Howard Weitzman)弁護士の事務所からSkypeを通じて出廷したという。
もう1人の代理人セス・ワイツマン(Seth Weinstein)弁護士は、ジャスティンが無謀運転で750カナダドル(約75,000円)の罰金を命じられたと明かした。さらに、危険運転では不起訴処分となり、暴行については絶対的刑の免除が適用されたともつけ加えた。ジャスティンに対するこれ以上の刑罰はないことを意味する。
判事は判決を言い渡す際、ジャスティンに対し「今回の件で教訓とすべきなのは、今後は行動を起こす前によく考えるということだ」と語りかけた。
ジャスティンは事故当時、交際中だった歌手で女優のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)と一緒で、弁護団は事故の原因はパパラッチにあると非難した。
「ジャスティン・ビーバーとセレーナ・ゴメスがストラトフォードで静かに休暇を楽しんでいた週末は、残念ながら望ましくないパパラッチの存在で台無しにされた」とブライアン・グリーンスパン(Brian Greenspan)弁護士は当時、声明でコメントした。「残念ながら、そのせいで危険運転と暴行の疑いで起訴されるという結果を招いた。ビーバー氏とゴメス氏は警察の捜査に全面的に協力している」
暴行罪はジャスティンとパパラッチが事故直後にもみ合いになったために適用された。
「衝突後、バギーのドライバーとミニバンに乗っていた人が殴り合いになったことが捜査で判明している」とオンタリオ州警のキース・ウィジュナンズ(Kees Wijnands)広報官が当時、発表している。
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