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17.01.10(Tue)

【ロンドンコスメ散策】世界で一店舗のみ! Jo Maloneのフレグランスショップ Jo Loves

Nicole

Nicole ビューティブロガー

国内外のコスメや海外でのビューティ関連のトレンドなどを紹介するブログBeau Tea Timeと、日本のコスメと美容情報を紹介するブログThe Beauty Maniac in Tokyoを運営。

今や日本で最も有名なフレグランスブランドのひとつとなった、Jo Malone。1994年に創設後、瞬く間に人気となったJo Maloneは、1999年にエスティローダー社に買収され、クリエイティブディレクターとして携わっていた創設者 Jo Malone自身も、2006年にブランドを離れることになります。その後Joは、乳がんの治療を経て、2011年にJo Lovesという新しいブランドを立ち上げることを発表し、2013年秋に念願の店舗をオープンさせました。それが、今日ご紹介するJo Loves。16歳のとき、初めて仕事をした花屋さんがあったという ロンドンのElizabeth Streetに、彼女はJo Lovesの1号店をオープンさせたのです。



Jo Lovesは、ロンドンでもこのお店でしか購入することが出来ません。百貨店やセレクトショップでは販売せず、彼女のこだわりが詰まったショップで、ここでしか出来ない体験を通してこそ、手に入れられるフレグランス。オンラインでも販売されていますが、もしロンドンへ行くことがあれば、是非ショップに足を運ぶことをお勧めします。9月の肌寒い雨の日、初めてJo Lovesの店舗へ足を踏み入れたときの気持ちを、私はきっと忘れないでしょう。とても不思議な魅力のあるお店なのです。



白い壁、シンプルなボトルデザイン、そしてアクセントの赤いリボン。Jo Lovesの店舗は、シンプリシティとチャーミングさが融合した、とても「Joらしい」お店でした。もちろん私はJoをよく知らないし、彼女らしさが何かもよく分かりませんが、ここへ行くと不思議とJoを感じられるというか、これが彼女らしさなのだな、と肌で感じることが出来るのです。



キャンドル、フレグランス、バスコロン、ボディクリーム、ハンド&ボディクレンザー、ハンド&ボディローションといった商品群が、ゆったりと陳列されている店内。温かみのある間接照明が、居心地の良い雰囲気を創り上げています。



お店の奥まで行くと、もうひとつ部屋があることに気付きます。ここは「キャンドルスタジオ」と呼ばれる空間。ここでは販売員さんのカウンセリングのもと、自分好みのショットキャンドルを作ることが出来るのです。



ショットキャンドル(£80.00)とは、2層に分かれたキャンドルのこと。普通のキャンドルの真ん中がくり抜かれた形状のベースに、ショットと呼ばれる円柱型のキャンドルを差し込むことで、最初はショットの香りを、そしてキャンドルが溶けていくにつれベースとショットが混ざった、より奥深い香りが楽しめるというもの。ベースとショットの香りは自分で選ぶことが出来、その組み合わせは何通りにもなるため、販売員さんがお好みに合わせて香り選びを手伝ってくれるのだそうです。



店舗ないには、バーカウンターがあります。予約をすれば、無料で香りのデモンストレーションを行ってくれるのだそう。私は予約をしていなかったのですが、ちょうど他にお客さんがいない時間帯だったので、特別にとデモンストレーションを見せていただきました。

カウンターには、こんなセッティングがされています。小さいタジン鍋、カクテルシェイカー、グラス、お皿とレンゲ。どんなデモンストレーションが行われるのでしょうか。



タジン鍋の中には、コットンが数枚敷かれています。そこに、ショットグラスに半分ほど注いだバスコロンを垂らします。



そしてその上から、熱湯を注ぎ、すぐに蓋を閉じます。そしてそのタジン鍋を「どうぞ」と差し出されるのです。鼻を近づけて蓋を開けてみると、ふわっと温かい蒸気とともにバスコロンの香りが立ち上ってきます。その感動たるや!「こうして蒸気と一緒に香りを嗅ぐことで、実際にバスコロンをバスタブに入れたときのような疑似体験が出来るの。そうすれば、店頭で香りを嗅いだときと、実際にお湯に入れたときの香りのイメージが違った、なんていうことがないでしょう」という販売員さんの言葉にも納得です。



次に販売員さんが取り出したのは、ハンド&ボディクレンザー。カクテルシェイカーに数プッシュ。



その上から、お水と氷を入れて振ります。



そしてグラスに注がれたのは、たっぷりの泡!これも先程のバスコロン同様、実際に泡立ったときにどんな香りになるかを体験することが出来るというデモンストレーションです。



そして更に、ブラシを使ってハンド&ボディローションを付けていただきます。ローションを薄く伸ばしてくれるので、ベタベタすることなく、自分の肌と香りの相性を確かめることが出来ます。



香りの好みを伝えれば、合いそうなフレグランスを次々とムエットにスプレーして渡してくれます。香りの種類は12種と、Jo Maloneに比べると少なめではありますが、どれも本当に素晴らしい香りばかりで、選ぶのが大変なほど。普段香りの好みがハッキリしているので悩むことが少ない私でも、30分以上悩んでしまいました。

Jo Lovesのシグネチャーセントは、Pomelo。Jo自身がいつも身につけているというこの香りは、柑橘系の甘酸っぱさと、ビーチ、リネンの香りをイメージしたというもの。この香りを嗅ぐと、夏の潮風とグレープフルーツ、そしてなぜかロンドンの町並みを思い出して、じわっと涙が出てきます。香りでここまで人を感動させられるなんて、販売員さんがポロッと言った「Joは本当に偉大で天才的な調香師よね」という言葉に大共感です。

そんなJoが昨年秋、初めての著書My Storyを発売しました。彼女の半生が綴られた自伝で、現時点では英語版のみの発売ですが、彼女のことをもっと知りたい!という方は是非読まれてみては。私も購入したので、読むのを楽しみにしています。



悩みに悩んだ末、日本へ連れて帰ってきたのがこの2つのボックス。自分用と伝えたのですが「せっかくだから!」とギフト用にしてくれました。白地にユニオンジャックのエンボス模様のボックスに、真っ赤なリボン。この上なくシンプルな可愛らしさ!



まずひとつ目は、Red Truffle 21というとてもユニークなブレンドの香りのフレグランス。「想像もできないような香りを創りたくて」ブレンドしたというのは、トリュフ、ブラックペッパー、パインリーフ、フィグ、ジュニパー。フィグの甘さとウッディなベースノートが特徴的なこの香りは、纏う度にカサっと乾いたロンドンの空気を思い出させてくれます。東京よりも断然ロンドンが似合う香りで、帰国後に付けてみたらロンドンの空気の中で香った香りとのギャップを感じてしまい、ちょっと残念に思いました。ロンドンの街の香りとの相性は抜群で、これを纏って歩いているだけで幸せを感じられたほどです。



そしてこちらは、No.42 The Flower Shopという香り。先述の「Joがはじめて仕事をした花屋さん」での思い出を香りにしたものです。早朝、小さなショップがフレッシュなお花の香りで満たされている時間が大好きだったというJoが、思い出からその瞬間を切り取って創り上げた、とても特別な香りは、砕いたグリーンリーフ、ピオニー、フリージア、モスが基調となっています。

フローラル系の香りが苦手な私は、販売員さんにも「フローラル系や甘くて女性っぽい香りが苦手」と伝えていました。最初はユニセックス系の香りを中心に紹介してくれていた販売員さんですが、ある時おもむろに 「フローラル系は苦手と言っていたけど、この香りを嗅いでみて」と、No.42 The Flower Shopを取り出したのです。「お花屋さんの香り」と聞いて、そういう系統の香りは苦手だな…と半信半疑で香ってみたところ、これが倒れそうなほど良い香り!フローラル系が苦手という人でも、この香りは例外!という人が多いのだそう。

ちょっと青臭さとみずみずしさを感じさせるグリーンノートと、柔らかくて温かみのあるお花の香り。小さい頃、朝早く学校へ通う道でふわっと香った、朝露と葉っぱの香りを思い出させます。冬につけても何故か夏を思い出す、なんとも爽やかなお花の香りです。

この香りは手首や首元だけでなく、全身に纏いたい!と思い、ハンド&ボディローションをチョイス。全くベタつかずほどよい保湿力で、1年を通して使えます。朝シャワー後に、このローションを全身に付けてから支度をすると、洋服を通して1日中ふんわりと良い香りが漂います。

香りは、記憶と強く結びついているもの。Joの創り出す香りは、どれもが彼女の記憶や思い出とつながっています。そしてその彼女の思い出は、不思議と私たちの思い出にもつながっている。だから、彼女のフレグランスを香ると、ブランド名ではなくて、情景が思い浮かぶのです。そんな香りを創り出せるJo Maloneという女性の世界観を、是非Elizabeth Streetの可愛らしいお店で、体感してみてください。きっと忘れられない体験になるはずです。

Jo Loves
http://www.joloves.com
42 Elizabeth Street, LONDON, SW1W 9NZ
+44 (0)20 7730 6091