GLAM Editorial

2015.04.01(Wed)

俳優の小柳心・小柳友がユニット「Gus4」を結成。初舞台「アサヤケズブロッカ」公演目前インタビュー!

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Photo: Masato Moriyama


 数々の舞台、ドラマに出演し、小説家としてもデビューし、脚本提供も行う兄の小柳心と、数多くのヒットドラマや映画、舞台に出演し、すでにカンヌの地も踏んでいる弟の小柳友。それぞれの個性を生かしながら兄弟で俳優業を生業としている小柳兄弟。二人の夢は、「一緒に芝居をすること」。
 そんな二人の夢が、この春ついに実現することに。二人芝居ユニット「Gus4」を結成し、2015年4月3日〜5日、恵比寿・エコー劇場で舞台の上演が決定。舞台の公演を目前に控え、小柳兄弟のインタビューが実現!兄弟での取材は初めてという二人。

−ユニット名の「Gus4(ガスフォー)」とは?
小柳友(以下、友): 舞台をやる前はただの「小柳兄弟」で良かったんですけど、やっぱり意味があるユニット名をつけようってなって。でも、ユニット名はなかなか出てこなかったですね…。
最終的に決まった「Gus4」ですが、間のuとsは、「ゆう」のuと「しん」のs。Gは実はジャイアン!僕らの名前の漢字って珍しいと思うのですが、彼の決め台詞「心の友」がぴたりとはまっているんですよね。4は僕らに縁のある数字だったので、「Gus4」となったんです。

−初舞台「アサヤケズブロッカ」は、出演のみならず、お二人のプロデュースということで。
友: はい。演出、脚本、音楽、衣装、美術も全部自分たちで。音響・照明に関してはスタッフにお願いしますが、それ以外は基本的には二人でやっています。

小柳心(以下、心): できることをお互いにやっています。僕は脚本で、友は音楽を担当して、演出に関しては二人でやっていくという感じです。

友: 新しい挑戦だと思います。稽古では、自分たちの芝居を映像で撮って、それを観て自分に対して、そして相手に対して演出をしていく。他の人たちはやっていない、すごく新しい方法なのではと思っています。

心: 実はどなたか演出家にお願いしようとかという案もあったんです。でも、「僕ら二人でできること」、たとえば空気だったり、間だったり、そういうものが別の人が介在することで、やはり別の人のものになってしまうんではないかと思って。今回はまずは二人でやってみようという話になりました。

–これまで何か二人共同で作りあげる、という経験はあったのでしょうか。
心: 舞台に限らず、アイデアを話すこと日常的にありました。それこそ山のように。でも実現はしていなくて。今回は「いい加減やろうよ、実現させようよ」と(笑)。

友: もともと二人で舞台をやりたいとは話していたんです。3年前に心ちゃんの初舞台があって、その後僕も舞台に出演することになったんですね。その時に、心ちゃんから「俺が大きい舞台に立ったら、二人で舞台をやろう」と。そして昨年、心ちゃんがパブリックシアターでの舞台「ヒストリーボーイズ」に出演して、「よし、やろう」と。それで、勢いで劇場をとっちゃったんです。

−…え?とっちゃった?
心: もちろんさすがに事務所にはきちんと話を通したうえですよ!でも、たとえばこの時期は集客がどの程度か、とか、そんなの関係ない!って、潔い行動力を発揮してしまいました(笑)。

友: 会場は恵比寿のエコー劇場なんですが、実は、今の自分たちにはキャパシティとしては正直広いんですよ。

心: でも僕ら二人、身長があるので(心は182cm、友は187cm!)、天井が高くないと、すっごく狭苦しい舞台に見えてしまうし。小劇場で舞台に出演した時には、照明の下をくぐるっていう惨事があったんですよね(笑)。

友: 舞台の選定については、過去にも出演したり観劇に行ったりしていたのである程度は知っていつつ、今回の舞台のためにもいくつかまわりました。それで、恵比寿のエコー劇場に入った途端、「あ、ここだね」と、二人すぐに意見が一致して、ここに決まったんです。

−「アサヤケズブロッカ」はどんな作品なのでしょう?見どころを教えてください。
心: 僕らコンビ組んで26年目になるんですよ。その息の合った感じって、いわゆる他人同士がどんなに仲が良くても、どんな稽古をやっても辿り着けないことだと思っています。僕らにしかできない、二人ならではの空気感を是非楽しんでいただきたいなと思います。

友: オムニバス形式で、完結した4本の作品を楽しんでいただけます。一話一話ガラッとキャラクターが変わるので、今まで見たことないキャラクターもいっぱい出てくるでしょうし。それは見所のひとつかなと思います。

心: あと、舞台観劇ってまだまだ敷居が高い印象なのかなっていう気がしていて…。もうちょっと気軽な感じで、たくさんの人に楽しんでいただければなと思っています。今回は小難しいことは抜きに、初めて観た人にも「ああ、おもしろかった!」って、その時間を楽しんでいたくことを目標に頑張って準備しているので、是非観に来てください!

−ありがとうございました!

 「Gus4」として、今回の舞台を皮切りに、「舞台」をいう場所を使ったエンターテインメイントを展開していければと話す二人。話の中にもあったように、舞台観劇というのは、たとえ同じ内容でも2回でも3回でも違った面白さがあるくらい楽しめるもの。もしまだ舞台観劇の経験が無いあなたも、この春、デビューしてみてはいかが?


「Gus4」Presents 「アサヤケズブロッカ」
会場  恵比寿・エコー劇場
出演 小柳心、小柳友
脚本 Gus4
演出 Gus4
料金 3,500円
http://gus4.net ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
4月3日(金)18:00
4月4日(土)14:00/19:00
4月5日(日)13:00/18:00
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