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17.08.05(Sat)

【Dr.牧野のGLAM外来】vol.4「ストイックに筋トレする私。身近な人にも厳しく接してしまいます」

牧野真理子

牧野真理子 牧野クリニック 心療内科 診療部長

医学博士。心身医療内科専門医。牧野クリニック診療部長。優秀臨床専門医。北里大学医学部、メルボルン大学医学部大学院卒業。 働く女性のメンタルヘルス事情に詳しく、摂食障害やうつ病の治療に取り組む。温かなお人柄で、女性の立場...

仕事にもプライベートにも、前向きなGLAM世代の女性たち。充実した日々を過ごすその裏側で、ときには人知れずモヤモヤを抱えてしまうことも……。ボディに関するお悩みの第二弾は、筋トレブームのいま、まじめな女性ほど陥りやすい“あの心理”を抱える人に向け、心療内科医の牧野真理子先生が“心の力を抜く秘訣”をアドバイスします。

【今回のお悩み】

「ストイックに筋トレする私。身近な人にも厳しく接してしまいます」

(K子さん アパレル勤務・37歳)

【K子さん】私、ストイック過ぎるんでしょうか……? 筋トレや食事制限をしているうちに、友人や同僚に厳しい目を向けてしまうようになってきたんです。

きっかけは、友だちに誘われたスポーツジムの体験でした。もともとは標準的な体型でしたが、トレーナーについて体を動かすのが性に合っていて、定期的に通い始めたんですね。最初は「あと3kg痩せれば」くらいの軽い気持ちだったんです。目標をクリアした頃には筋肉も付いてきて、今では腹筋がほどよく割れているのが自慢です(笑)。食生活にも気を配るようになって体調はいいし、おしゃれも楽しいーー、いいことづくめだと思っていました。でも次第に、同僚や友人の体型や食生活まで目につくようになってしまったんです。

【Dr.牧野】積極的に運動をしたり食事に気を配ったり、何より努力を続けていらっしゃるのは素晴らしいことですね。ジムに通っている方たちは健康や体型に対する意識が高いでしょうから、いまのK子さんもそのような方たちと似た傾向があるのかもしれません。人には自分と身近な周囲の他者を“同一化”する傾向があるんです。周囲と同じであることに安心感を抱けるからですね。価値観が似てくるんです。

【K子さん】確かに、ジムの仲間とは話が合うし情報交換も活発です。理想のボディやお互いの体型の変化についても指摘し合ったりもします。

【Dr.牧野】励まし合う仲間の存在は、長く続ける上で欠かせませんね。でも、K子さんは意図しないところで、ジムに通っていない同僚や友人との関係に影響がでてきてしまったという……。

【K子さん】そうなんです。食事に気を使うようになってから、自炊も増えて。ここまではいいことなんですが、今度は同僚とのランチや友人との外食がストレスに……。以前よく通っていたイタリアンレストランだと、何も食べたいものがなくて困るんです。オーガニック食材を使ったいわゆる健康志向のレストランに通うようになって、友人との会食の機会も減りました。今ではランチも1人のことが多いですね。

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【Dr.牧野のGLAM外来】
vol.1「結婚はしたい。でも、せっかくだから一発逆転したくてスペックが譲れない……」
vol.2「週末はひとりでダラダラが好き。でも、SNSで友人のリア充ライフを見ると落ち込みます」
vol.3「ストレスで食欲が暴走。食べ過ぎては落ち込む、悪循環をもうやめたいんです」