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17.07.01(Sat)

ジョニー・デップの顔ニットベストに本人も興味津々!念願叶った狂喜乱舞の来日取材秘話

國方 麻紀

國方 麻紀 GLAM エディター

GLAM編集部エディター。女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブ・エディターを経て現職に。趣味は映画、漫画、讃岐うどん。

これ、すごくないですか? ジョニー・デップの顔が編み込まれたニットベスト! 今回はこれができるまでの制作経緯と、ジョニー・デップ来日取材の裏側を書きたいと思います。

突然ですが、私とジョニー・デップとの出会いは26年前。1991年、私が中二の時にジョニデ主演の『シザーハンズ』を観てからの大ファンです。ちなみにその頃、洋画好きな同級生は皆リバー・フェニックスが好きで、ジョニデファンは少数派閥でした。

月日が経ち、2003年公開映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の大ヒットですっかりメジャーになったジョニデ。そんな彼がなんと、私が映画取材の仕事を始めた3カ月後の2005年9月に『チャーリーとチョコレート工場』のPRで10年ぶりに来日することに(運命か!)。確か、来日記者会見は日曜日だったと思うのですが、最前列を狙いたくて、会見場となった帝国ホテルで3時間前から並んだ記憶があります。その甲斐あって、鼻息荒く最前列に陣取っていた私にジョニデはニコッと微笑んでくれて(そう確信しています!)、知らず知らず涙が頬を伝ったのをつい昨日のことにように覚えています(気持ち悪くてごめんなさい!)。

それから2006年『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』、2007年『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』、2008年『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』、2009年『パブリック・エネミーズ』、2010年『アリス・イン・ワンダーランド』、2011年『ツーリスト』、2012年『ダーク・シャドウ』、2013年『ローン・レンジャー』、2015年『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』、2016年『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』と(そして、アーティストとして来日したクラシック・ロック・アワードにも)、毎回ジョニデが来日する度に記者会見には皆出席し、会見で直接質問をしたことは数回あるものの、個別取材ができる機会は一度もありませんでした。

でも「夢はジョニデの単独インタビュー!」と諦めずに言い続けていた私に、6月8日(ジョニデの誕生日前日!)に、ある吉報が舞い込んできました! なんと『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日全国ロードショー)のPRで来日するジョニデのウェブ合同取材に参加できるという連絡がきたのです。電話を受けたカフェで思わず絶叫し、同僚たちは大興奮の私に爆笑していました。

初対面から12年越しの念願叶って、(個別ではないですが)こういう貴重な場に参加できる機会をいただけたことに有難くうれしく思いつつ、なにかジョニデと彼の作品へのラブ&リスペクトを表現できないかと考えました。そして思いついたのが……。

「編み物☆堀ノ内さんにジョニデの顔ニットをお願いしよう!」


編み物☆堀ノ内さんは、私をエディターとして導いてくれた師匠の旦那さんで、大活躍中のニット・アーティスト。彼の絶妙なセンスが大好きで、これまで展示会へ伺ったり、取材させていただいたりしていました。で、私はもしも編み物☆堀ノ内さんに顔セーターをお願いするならジョニデ一択と決めていて、私の中二からの中二病の想いも彼に伝えておりました。

そして、ジョニデ誕生日の6月9日、編み物☆堀ノ内さんに相談したところ、「良かったですねー。ジョニデニット作りますよ!」と、二つ返事で受けてくださることになりました。今や岡村靖幸さんのツアーグッズセーターを作られるほど売れっ子でお忙しいのに。一週間で作ってくださるとのこと。本当に感謝です!

というわけで、(編集経費は一切使わず)自腹で、編み物☆堀ノ内さんにジョニデニットをオーダーしました。6月20日の取材日まで日が迫っていたので、急いでデザインとニットの地色を決めなければならず。優柔不断な私は、『シザーハンズ』のエドワードか、『ブロウ』のジョージ・ユングか、『パイレーツ』のジャック・スパロウかと、これまでジョニデが演じてきた名キャラクターのどれにしようかと悩みましたが、結局、尖っていた頃の若き日のジョニデ本人にしました。そして、待つこと一週間……編み物☆堀ノ内さんは私の想像以上に素晴らしいジョニデニットを編んでくださいました。それが冒頭の写真です。着てみるとこんな感じ。編み物☆堀ノ内さんと完成記念撮影!

取材当日の6月20日、この勝負服を纏って、いざウェブ合同取材へ。取材時間は撮影込みで20分間。参加する媒体すべてが質問できる時間はありません。質問順は抽選なので、どうにか質問ができるであろう5番以内を引き当てたいと願いながら引いた順番は「4番」! よっしゃー!! これならたぶん質問できるだろうと、緊張気味に取材スタートを待ちました。前日深夜に来日したから疲れていないかな? ご機嫌だったらいいのになーと考えながら。

いよいよ、ジョニデが取材部屋に入ってくる直前。先に入っていらした、いつもお世話になっている通訳の鈴木小百合さんにご挨拶し、このニットの制作経緯を話していると、ジョニデのお馴染みボディーガードのジェリー・ジャッジ氏が近づいてきて、このニットについていろいろ質問してきてくれました。そうこうするうちにジョニデが入室し、撮影タイムが終わり、取材タイムに移る時に奇跡が起こりました!

私の席は、これから彼が座る席の目の前なので、あわよくばこのニットに気付いてくれればうれしいなと思っていたら……。ジェリー・ジャッジ氏が「ヘイ! ジョ二ー」とジョニデを私の前に呼び寄せてくれたのです! ジョニデは「ワオ! すごいね。僕がいるよ。手編み? 自分で編んだの?」と興味津々に訊いてくれました。「あなたとあなたの作品へのラブ&リスペクトを表現するために友人のニット・アーティストにお願いして、この日のために編んでもらったんです」と説明すると、ぎゅっとハグをしてくれました。OMG!もう死ぬかと、いや今死んでも本望だと思いました。

死ぬほどうれしい反面、この限られた貴重なウェブ合同取材の時間が私のせいで短くなったことを他の媒体の方々に謝罪し、ようやく取材がスタートしました。

ウェブ合同取材の模様はこちらからチェックしてくださいね! 】


取材中もジョニデは、私の顔とこのニットを交互に見てニコッと笑ってくれたり。他媒体の質問回答を通訳している間にも、またこのニットに触れてくれて「(昨年他界された)僕のママ、ベティー・スーがこの場にいたら、そのニットをすごく欲しがると思うよ」と言ってくれて。実はもしもジョニデが気に入ってくれたらプレゼントしようと考えていたので「あなたに差し上げます」というと「オー、ノーノーノーノーノー! それは受け取れないよ」と。そんな優しいリップサービスを質問の合間にしてくれていたので、結局質問は私の順番の直前の3番までで終了。でも冒頭で私に時間を割いてもらったので仕方ないですね。退出する際にもまたハグをしてくれて、本当に本当に幸せな時間でした。……と、自慢話みたいになってしまって恐縮です。ファンの皆さま、ごめんなさい! そして、関係者の皆さま、ありがとうございました!

念願叶った日から10日が経過しましたが、今もジョニデがニコニコ笑いながら私に近づいてくるシーンが頭のなかをループしています。シャイでお茶目でサプライズ好きなジョニデ。どんなスキャンダルやゴシップ報道があろうとも、そんなの関係ねぇー! 私は一生ついていきます!! 次回の来日時にもこのジョニデニットを着て記者会見、いや、できれば個別取材に行きたいです。少しでも私のことを覚えていてくれていたらうれしいな。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、7月1日(土)ロードショー!
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